AIはなぜ間違える?ハルシネーションをやさしく解説

AIが自然な文章で事実と違う内容を答える「ハルシネーション」と、初心者が気づくための見方をやさしく解説します。

執筆: にこぽ

この記事の3行まとめ

  1. ハルシネーションは、AIが事実と違う内容をもっともらしく答える現象です。
  2. AIが人をだまそうとしているという意味ではなく、文章を作る仕組みから起こり得ます。
  3. 名前・数字・日付・出典を見つけたら、AIに聞き直すだけでなく元の情報を確認します。

ハルシネーションとは?

生成AIが、事実と違う内容や、根拠を確認できない内容をもっともらしく答えることがあります。この現象は、一般に「ハルシネーション」と呼ばれます。

自然な言葉で、はっきり答えていても起こります。文章の読みやすさだけでは、正しさを判断できません。

「人に嘘をついている」とは限らない

AIが人をだまそうとして嘘をついている、という意味ではありません。

生成AIは、学習した言葉のパターンを手がかりに、入力の続きとして合いそうな言葉を組み立てます。そのため、確かな根拠がないときでも、自然に読める答えを作ることがあります。

起こりやすいのは、名前・数字・出典

次のような部分は、特に立ち止まって確認します。

  • 人名、会社名、サービス名
  • 日付、金額、割合、回数
  • 本や記事の題名、引用、URL
  • 最近変わった制度やサービスの内容

情報が足りない質問や、答えが一つに決まらない質問でも、AIは空欄を残さず答えようとすることがあります。

こんな答えには注意する

たとえば、架空の地域イベントについて質問したのに、AIが開催日や参加費、公式ページらしいURLまで答える場合があります。

文章が具体的でも、そのイベントやURLが実在する証拠にはなりません。固有名詞・数字・出典が出たら、確認する印として見ます。

聞き直すだけでは、確認にならない

「本当に正しい?」と聞き直すと、AIが答えを変えたり、同じ答えを繰り返したりします。どちらも、事実を確認した証拠にはなりません。

まず、元の情報源を開けるか、発信元と日付を確かめられるかを見ます。

まずこれを試す

AIの返答から、固有名詞、日付、数字、出典に線を引くつもりで拾います。その中から大事なものを一つ選び、元の情報を探します。

次は、答えを確かめる

間違いが起こることを知ったら、次は初心者でもできる確認手順へ進みましょう。

AIの答えが正しいか確認する方法を見る

出典