まずは、下書きを作って自分で確かめる
アイデア出しでは、AIに正解を決めてもらうのではなく、候補を出してもらい、自分で比べる使い方から始めます。「壁打ち」とは、返答を見ながら質問や条件を足して、自分の考えを整理することです。
最初の案に納得できなくても失敗ではありません。「それは難しい。家にある物だけなら?」と条件を直すことで、自分が大切にしたい点が見えてきます。
できあがるもののイメージ
手元に残すものは、分類された10案と、最初に試す一案です。すぐできること、準備が要ること、確認が要ることを分けます。「一番良い案」とAIに選ばせるより、自分の時間や好みに合う理由を一言書ける状態を目指しましょう。
試す手順は3ステップ
使えるチャットAIを開き、新しい会話の入力欄を用意します。画面の開き方が分からない人は、AIとの最初の会話から始めてください。このページの手順はチャットで下書きを作るもので、外部サービスの操作を任せるものではありません。
- 目的と条件を決める。何のための案か、時間・予算・人数、避けたいことを短く書きます。家族の詳しい予定や連絡先は不要です。
- 候補を広げる。下のプロンプトをコピーし、[目的]などを安全な材料に置き換えてAIに送信します。出てきた案が条件に合うか自分のメモと比べます。
- 一案を選び、壁打ちする。気になる案を選ぶ理由を自分で考え、「最初の15分にすることは?」と一つずつ追加質問します。準備や安全を確認してから、実行するか自分で決めます。
コピーして使うお願い文
下のお願い文をコピーし、[ ]・[ ]の入力欄を自分の材料に置き換えます。最初は、次の説明用の入力例にある架空の材料で試してもかまいません。
[目的]のための案を10個出してください。 条件:[条件] 避けたいこと:[避けたいこと] 「すぐ始められる」「準備が必要」「確認が必要」の3つに分け、各案は一文で。事実が必要な案は推測せず、確認することも書いてください。
同じお願い文はプロンプト集の「選択肢を広げるアイデア出し」にもあります。
入力・出力の例(説明用の作例)
以下は説明用の架空の作例で、実際のAI出力・性能の実測ではありません。同じ文を送っても同じ返答になるとは限りません。
入力例(実測ではありません)
説明用の作例・実測ではない入力です。目的:雨の日の午後を家で過ごす/条件:2人、予算をかけない/避けたいこと:大きな音、という想定です。
出力例(実測ではありません)
説明用の作例・実測ではない出力です。 すぐ始められる:1. 温かい飲み物を用意して、お互いに読みたい本を紹介する。2. 写真を見ながら思い出を3つ話す。3. 静かなストレッチを10分する。4. 紙に「今月やりたいこと」を5つ書く。 準備が必要:5. 家にある材料でおやつを作る。6. 使っていない引き出しを一段だけ片づける。7. 段ボールで小さな収納箱を作る。 確認が必要:8. 配信サービスで映画を選ぶ(利用できる作品を確認)。9. 室内でボードゲームをする(必要な物を確認)。10. お菓子を作る(材料の期限・アレルギーを確認)。
ここを自分で確認する
出力の案は、実行可能性を確認済みの計画ではありません。予算をかけない条件なら、配信作品は追加料金がかからないかを確認します。おやつ作りとお菓子作りのような似た案は一つにまとめ、別の静かな案に替えてもらえます。自分に不要な案を捨てることも壁打ちの一部です。
うまくいかないときの直し方
- ありきたり:「紙とペンだけでできる」など、使う物や時間の条件を一つ足します。
- 案が似ている:「似た案はまとめ、別の方向の案に置き換えて」と頼みます。
- 選べない:「準備の少なさと楽しそうかで比べたい。確認する点を挙げて」と聞き、最終的な優先順位は自分で決めます。
そのまま追加送信する例:「10番のお菓子作りについて、家にある材料を先に確認するチェックリストと、材料が足りない場合の静かな別案を1つずつ出してください。」
使う前に確認すること
練習には秘密を含まない架空の情報を使います。個人情報・機密・公開前の仕事の資料は、そのまま入力しません。業務なら組織のルールと許可を先に確認し、迷う材料は入力せず担当者に相談します。仕事でAIを使う前の確認も参照してください。
利用するサービスのデータ設定も確認します。たとえばChatGPTの公式案内では、学習への利用と会話履歴の扱いは別です。設定を変えることと、その資料を入力してよいことを混同しないでください。入力前・出力後の安全確認を先に決めておきましょう。
案の数は質や安全を保証しません。費用・予約・道具・体調・権利・安全に関わる条件は自分で確認することが必要です。AIが高く評価した案でも、実行できるとは限りません。材料の期限やアレルギーなどの判断を任せないでください。
次に試す小さな一歩
候補の中から「試すならこれ」を一つ選び、必要な準備を自分のメモに書きましょう。選んだ案を人に説明したいならプレゼン資料の構成、文章で整理したいならブログの下書きにつなげられます。