まずは、下書きを作って自分で確かめる
AIへの要約依頼は、誰が読むか・どれくらい短くするかを先に決めます。「短くして」だけでなく「初参加の人向けに、持ち物と確認方法を残して」と頼むと、自分でも必要な情報が残ったか比べられます。
要約は読む入口です。短くする途中で意味が変わったり、必要な条件が抜けたりすることがあるため、元の文章を手元に残します。
できあがるもののイメージ
目指す形は、短い要点+原文だけでは判断できない点です。地域清掃の案内なら、集合時刻、持ち物、雨天時の確認方法を読み取れる状態にします。「雨なら中止」と書かれていないなら、中止と決めつけません。
試す手順は3ステップ
使えるチャットAIを開き、新しい会話の入力欄を用意します。画面の開き方が分からない人は、AIとの最初の会話から始めてください。このページの手順はチャットで下書きを作るもので、外部サービスの操作を任せるものではありません。
- 短い原文で準備する。入力してよい文章を用意し、読み手と字数を決めます。最初は下の架空の案内程度の長さで試します。
- コピー・置換・送信する。下のプロンプトの[読者]・[字数]・本文欄を置き換え、AIに送信します。原文に個人情報や非公開資料が混ざっていないか再確認します。
- 原文と並べて確認する。数字、日付、固有名詞、否定、条件を照合します。抜けがあれば「雨天時の確認方法を戻して」と修正を頼み、自分で採用する文を決めます。
コピーして使うお願い文
下のお願い文をコピーし、[ ]・[ ]の入力欄を自分の材料に置き換えます。最初は、次の説明用の入力例にある架空の材料で試してもかまいません。
次の文章を[読者]向けに[字数]字以内で要約してください。 1) 原文にない事実は足さない 2) 数字・日付・固有名詞は原文どおりに扱う 3) 判断できない点は[確認]として別に挙げる 文章: [ここに公開してよい文章を貼る]
同じお願い文はプロンプト集の「確認つき要約」にもあります。
入力・出力の例(説明用の作例)
以下は説明用の架空の作例で、実際のAI出力・性能の実測ではありません。同じ文を送っても同じ返答になるとは限りません。
入力例(実測ではありません)
説明用の作例・実測ではない入力です。新しく参加した人向けに160字以内で要約する想定。原文:「4月12日(土)の地域清掃は午前9時に公民館前へ集合します。軍手は各自で持参してください。雨天時に実施するかは、4月11日18時までに掲示板で知らせます。」
出力例(実測ではありません)
説明用の作例・実測ではない出力です。 4月12日(土)の地域清掃は、午前9時に公民館前へ集合します。軍手を持参してください。雨天時の実施可否は、4月11日18時までに掲示板で案内されます。 [確認]:掲示板を見られない場合の連絡先。
ここを自分で確認する
入力例では、雨天時に実施するかはまだ決まっていません。出力でも「中止」と断定していないことを原文と照合します。4月11日18時は、主催者が実施可否を案内する時刻の上限で、読者の確認期限ではありません。「誰が・何を・いつまでにするか」も変わっていないかを確認します。[確認]にある連絡先は、原文にある情報ではなく、必要なら別途確認する項目です。例は年を設定していない架空の案内です。
うまくいかないときの直し方
- 大事な条件が消える:「数字・否定・条件は削らず、要点を3つにして」と頼みます。短い字数に収まらないときは字数を増やします。
- 原文より強い言い切りになる:「検討中を決定済みにしないで」「〜とは限らないを残して」と具体的に直します。
- 長すぎて一度に扱えない:段落など意味のまとまりごとに分け、最後に全体を原文と照合します。サービスの入力範囲を無理に超えようとしません。
そのまま追加送信する例:「この要約を、集合時刻・持ち物・雨天時の確認方法の3点の箇条書きにしてください。原文にない連絡先は足さないでください。」読み手に合わせて結論を先にする、と指定できます。
使う前に確認すること
練習には秘密を含まない架空の情報を使います。個人情報・機密・公開前の仕事の資料は、そのまま入力しません。業務なら組織のルールと許可を先に確認し、迷う材料は入力せず担当者に相談します。仕事でAIを使う前の確認も参照してください。
利用するサービスのデータ設定も確認します。たとえばChatGPTの公式案内では、学習への利用と会話履歴の扱いは別です。設定を変えることと、その資料を入力してよいことを混同しないでください。入力前・出力後の安全確認を先に決めておきましょう。
- 数字・単位・日付・人名を照合する。合計や割合の計算が追加されていれば自分で確かめる。
- 「しない」「できない」「必ずではない」などの否定が反転していないかを見る。
- 「雨天時」「条件を満たす場合」「原則」などを落とさない。
- 重要な判断は要約だけで行わず、原文を読む。誤りが続くときは無理に使わない。
次に試す小さな一歩
例の要約に、集合時刻・持ち物・雨天時の確認方法が残っているか、まず3か所を照合してみましょう。根拠を調べる手順はAIの答えを確認する方法、要点を連絡文にするならメールの下書きへ進めます。